ヘンルータカーミン
2013年 06月 20日
北の和風は松に鳴り
稲の青い槍ほのかに旋り
きむぽうげはみな
青緑或はヘンルータカーミンの金平糖を示す
(略)
詩〔午はつかれて塚にねむれば〕
ハーブです。
作品は羅須地人協会時代のもの。
(田の草取りに疲れて、横たわれば)
畦に咲いていたキンポウゲの小球状の果実(集合果)を見て、
青緑の金平糖や、似たルーの果実を連想しているのです。
ヘンルータはミカン科の属名だが、賢治の時代はヘンルータ科だったようである。
昨今のハーブブームで、英語名のルー(rue)が流通している。
日本には江戸時代に渡来したというが、宮沢賢治は見る機会があったのだろうか。
私が「下ノ畑」を栽培していたときは、隣人が猫よけに畑の隅に栽培していましたね。
香りを嫌うというのですが…。
きむぽうげは、キンポウゲ科キンポウゲ属の総称。ウマノアシタガやキツネノボタン、タガラシなどをイメージしていると思われる。
(ミヤマキンポウゲはあるが、キンポウゲという種名の植物はないのである。)
キンポウゲは賢治お気に入りの呼び名で、時としてはバターカップ(buttercup)という英名をつかった表現も多い。
最近は園芸種の名前は属名を使ったものが多いですね。
このキンポウゲ科の属名ラナンキュラスも、八重咲きの小さな花の名として流通していますね。
ウマノアシガタとは面白いネーミングですね。
こちらでもミヤマキンポウゲやハイキンポウゲが咲いています。
撮影しにくい花ですね\(^o^)/
久しぶりにお邪魔しました。iいつも拝見していますよ。
ヘンルータカーミンとはハーブのルーのことだったとは。
知りませんでした。
宮沢賢治はあの時代にいろんなことをよく知っていた一方で、
キンポウゲのようにアバウトな表現もあるのですね。
おもしろいですね。
nenemuさんの記事を拝見すると、賢治と植物の世界も1歩深まるように感じます。
ミヤマキンポウゲやハイキンポウゲはきれいですね。
ウマノアシガタの名前は葉の形からだとか、いろいろ説があるようですが、
今の時代には馬が身近な存在でないので、ピンときませんね。
どこでも見かけるので、ついつい撮影もおろそかで、いい画像が見つかりませんでした。。。
ウマノアシガタの果実、青緑の金平糖に見えますね~^^
全草が有毒らしいので食べたら大変でしょうけど^^;
明日からイーハトーブへ出かけます♪
飛行機飛んでくれるかな~?
台風がちょっと心配ですが、むっちゃ楽しみです(^_^)v
ウマノアシガタ、目立たないけれど、好きな野草です (^.^)
ようこそ。お元気そうで何より♪♪~
そうですか。小笠原のアリアケカズラですか!!
黄色い花かな? 石垣島で見たような気がします。
所変れば、名前も変る。世界も変る。でしょうか。面白いわねえ。
(^.^)