晩秋のブナ林を訪ねて
2013年 11月 02日
いきがせはしくて思ふやうに物が云へえない。
童話「マリヴロンと少女」
ブナの葉はいつもちらちら風に揺れている。たしかにふるえているようにみえる。
郷里へ出かけておりました。
沼田の玉原湿原というところに立派なブナ林があるというので、地元の自然保護指導をされている
S・Kさんにご案内をいただきました。
都会はこれから紅葉でしょうが、ブナ林は晩秋の趣でした。
賢治の描くブナは虔十公園林などでは、新緑のイメージですが、晩秋のブナ林も格別でした。
森には立派なブナがたくさんあって、Sさんはこれがぶな親父、こちらがぶな母さんなどとブナ林をひょいひょいと身軽に動き、案内してくださる。2日前にポリープの切除手術をした人とは思えない身軽さです。
これぞ、森の神様。ブナ親父です。
森には倒木も多く、朽ちてゆく樹にはコケやキノコが生え、森は黙したまま、生命の循環を繰り返すのです。
こちらがブナ母さん。
これは2次林の入り口近くにあったホオノキ、すっかり落葉していました。
これは
こちらはタコ石。こんなところからも発芽して大きくなるなんて過酷な宿命に負けなかった
ブナではなくてアオハダという植物です。
ブナの森には多くの生命が共生しています。
一人ではとても行けないところですが、ご親切な解説つきで、ご案内を頂き、真にラッキーでした。
S・Kさんのブログはこちらです。 ありがとうございました。
明日も続きます。
追記
さっそく、誤記のご指摘をいただきました。
S・Kさん。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
って書いてたんばる高原ですよね。ぶなの母さん
が一番好きです。きれいな空、お日和でしたね。
ブナ親父やブナ母さんなんて・・・物語が始まりそうです。
下から見上げての雄姿は圧巻です。青空も綺麗!!
観光用のラベンダー畑が下のほうにあります。
2年前、家人と来たときはラベンダー畑と湿原を少し歩いただけでした。
今回はしっかりブナ林を歩けて、良かったです。(ニコニコ。。)