おとろえるもの、しわむもの、……
2013年 12月 02日
私の実の光なんか、もうすぐ風に持って行かれます。
雪にうずまって白くなってしまいます。
枯れ草の中で腐ってしまいます。」(略)
「ええ、そうです。本とうはどんなものでも変らないものはないのです。(略)
又、この眼の前の、美しい丘や野原も、みな一秒ずつけずられたりくずれたりしています。
けれども、もしも、まことのちからが、これらの中にあらわれるときは、
すべてのおとろえるもの、
しわむもの、
さだめないもの、
はかないもの、みなかぎりないいのちです。
わたくしでさえ、ただ三秒ひらめくときも、半時空にかかるときもいつもおんなじよろこびです。」
童話「めくらぶだうと虹」
紅葉の美しいお寺の境内で、末枯れたアジサイの花びら(正確にはガクなんですよね)を見つけた。
色づいた木々を背景に逆光に透かして見ると、美しく、撮らずにはいられなかった。
それは光の魔法が解ければ、ただのしわしわの塊で、もうすぐ風に持っていかれたり、
雪にうずまったりする運命の末枯れ花だ。
すがれたアジサイもイーハトーブ語が話せたら、めくらぶどうと同じようにつぶやくかもしれない。
「めくらぶだうと虹」は、タイトルにあるように虹へ向って、めくらぶどう(ノブドウ)が切ない想いを訴えると、
やや、お説教めいて諭されるはなしであるが、「すべてのおとろえるもの、しわむもの、さだめないもの、
はかないもの、みなかぎりないいのちです。」という簡潔な言葉のなかに、賢治文学の普遍のテーマが
息づいているように思う。
逆光で撮る技術は素晴らしいです!
もうnenemu8921さんの世界です・・\(^o^)/
真似出来ないです(^_^;)
冬の紫陽花、萌えます~(笑)
瑞々しく美しい時しかなかなか注目されませんが、こんなシックな装い?も素敵ですよね。
こんな女性になりたい・・・・(笑)
先日写友と本土寺に行き、その後大町公園と動植物園に行きました^^
大町公園、こちらのサイトで知った公園なんです。
素敵なところですね~♪
残念ながらカワちゃんには会えませんでしたが・・・・^^;
どういうわけか、末枯れた花や種や実の形状に魅かれます。
同じような印象になってしまいますね。
背景で変化をつけても限界があります。
本土寺、大町、いかがでしたか?
あら、カワセミ君、ちょっとのタイミングですれ違うこともありますね。残念。