ヤナギ
2015年 03月 11日
ベムベロの
みぢかき銀の毛はうすびかり 歌稿B453
あまりにも
こころいたみたれば
いもうとよ
やなぎの花も
けふはとらぬぞ 冬のスケッチ三七葉
午後の仕事のなかばを充たし
わたくしは旅程を了へたヂプシーのやうに
かつぎを風になぶらせながら
ベムベロもゆれ
浅黄いろした春の川べにねころばう
(略) 詩ノート〔午後の仕事のなかばを充たし〕
かがやきて
やなぎの花のとぶすその
のうまわれらをしたひつゞけり 歌稿B531
あおあおと
やなぎはたかし
まどろめば
夜よりの鳥
なほ啼きやまず 歌稿B543a544
雲垂るる
やなぎのなかの古川に
うかびいでたるあしたの沼気 歌稿B627
賢治作品に、ヤナギは頻出する。
やなぎ、楊、柳、ベムベロ(東北地方の方言)などと表記はさまざまである。
ネコヤナギの他にもカワヤナギは種類が多い。
今頃の季節、柳の様々な表情をみるのも、春の楽しみの一つである。
水元公園の水産試験場の跡地のあたりはたくさんのカワヤナギの樹木があり、
それぞれが目立たない花を咲かせる。
宮沢賢治はヤナギのことをかなり
お気に入りだったようですね!
ベムベロとはなかなか味のある言葉です。
春の芽吹き~開花のほんの僅かな時期は
地味なヤナギにとっては一世一代の
晴れ舞台ですね♪
近くにありながら見には行けないこの身体、べむべろの写真懐かしく有難く拝見しました。
今日はオカメザクラとメジロ、玉縄桜とメジロを撮りに行って来ました。
色々変化があることに気づかされますね。
去年は碓氷湖でバッコヤナギの大きな花を見てビックリしました。
どこぞの道の駅で「クロヤナギ」の鉢植えを見たことがあります。
つい、タマネギ頭の方を思い出してしまいました。
ベムベロですね。
カワヤナギというのは普通のヤナギのことですか?
余り花までは気にしたこと無かったです。
ヤナギの新芽の緑は好きで良く撮りますよ。
桜のピンク、ヤナギの緑の組み合わせが好きですね。
「ベムベロ」なる呼び方、初めて知りました。
白に包まれたオレンジの粒々
なんて愛らしい(^-^*)
ラスト2枚は、幼稚園のお遊戯会のように
緑を添えて、どんなお歌を歌っているのでしょう^^
nenemuさんのベムベロ、好きですね。
柔らかい感じが良く出てます。
子供の頃は近くで良く見たのですが
今は白鳥の川辺で見るくらいです。
小さいですけどね。
また、散歩で見かけたら嬉しいです。
ヤナギと言うより、べムベロと言う方が、なんだか親しみを感じます。
東北の人にとっては、まだ雪が残る時節に、花芽を膨らませるベムベロは
嬉しい春の使者だったのでしょうね。
そんな想いで、宮沢賢治もこの花をこよなく愛したと思います。
マングースさんもお気に入りみたいですね(^_-)-☆
クロヤナギですか!!
白柳の群落をイーハトーブで見たことがあります。
最近はアカヤナギの花が花屋さんで出回っていますね。
いろいろありますね。
つくばの植物園でいろんな種類の楊を見て来ました。
ベムベロを覚えてくれてうれしいな。
大人になったら、背が伸びて、子どもの眼線で、見えたものが目にとまりにくくなったのかも…。
白鳥はヤナギの新芽食べないのかしら。
レンジャクやシジュウカラはよく食べますよ!!