水辺で出会った不思議な植物
2015年 03月 16日
思いがけない美しい情景がありました。
小流れの泡沫(うたかた)。 陽ざしが輝いていました。
流れの中の石は苔むし、びっしりとこんな植物が背比べをしていました。
苔の花かと思ったら、苔には花が咲かないそうです。
ハマキゴケの胞子嚢のようです。この時期胞子を飛ばして繁殖するようです。
そして、こちらは中央広場の小さな池です。花びらがたくさん浮いていました。
これはキボウホウヒルムシロという植物です。
「葉に穴が開くことで有名なレースソウ(Aponogeton madagascariensis (Mirbel) Bruggen)の仲間です。白い花はよく見ると幾つかの花が集まってできています。名前の通り、南アフリカの南端、喜望峰付近が原産です。(TBG) 」だそうです。園の解説から。
これも又初めての出会い、オロンティウム・アクアティカムという植物です。
舌をかみそうな名前ですね
「北アメリカ原産の水生植物。群生して多数の開花が見られるのは非常に珍しく、国内では筑波実験植物園だけであろうと思われます。 サトイモ科の中では原始的なグループ(サトイモ科の進化の過程で最初に出現したグループ)に属し、ミズバショウに近い種類。サトイモ科の特徴である仏炎苞(ぶつえんほう)がほとんど目立たず、黄色い棒状の花序が特徴です。」と、園の解説にありました。
さすが筑波実験植物園ですね。
流れを背景にきれいに撮れています。
さすがですね。
流れを入れて近寄ってとるのは難儀しますよね。
季節の移り変わりが実感できます。
オロンティウム・アクアティカムって、滑舌が悪いから言いにくいです。
これを見るとサトイモ科の進化の過程が見えますね。
面白い植物です。
キボウホウヒルムシロも!! さすが筑波実験植物園ですね。