七つ森
2016年 03月 13日
七つ森のこつちのひとつが
水の中よりもつと明るく
そしてたいへん巨きいのに
わたくしはでこぼこ凍ったみちをふみ
このでこぼこの雪をふみ
向ふの縮れた亜鉛の雲へ
陰気な郵便脚夫のやうに
(またアラツデイン 洋燈(ラムプ)とり)
急がなければならないのか
詩「屈折率」 (一九二二、一、六)
七つ森のこっちの一つとは、どの山かしら。立ち位置によってもこっちが変わりますね。
「屈折率」は、詩集『春と修羅』の冒頭の一篇。農学校に就職して間もない頃です。
一月にもこの小岩井を訪れていたのです。決意表明のようにも感じられる作品ですね。

こちらは七つ森の全容です。クリックすると大きくなります。

ほんたうにこのみちをこの前行くときは

空気がひどく稠密で
つめたくそしてあかる過ぎた。 詩「小岩井農場」

賢治のお気に入りだった七つ森は、長詩「小岩井農場」の他にも、度々作品に登場します。
春になると、靄がかかり、手前の野原が生い茂り、一望に見渡せるのは幸運に恵まれた時だけだ。
古くは内林と呼ばれ、生森(おおもり)・石倉森・鉢森(はちもり)・稗糠森(ひえぬかもり)・勘十郎森・見立森(みてのもり)・三角森(みかどもり)の7つからなる山。 見立森は、御所ダム建設のため採石が行われ、宮沢賢治の好んだ景観は変わりつつある。
「をちやまに雪かがやくを雪脚の七つ森くらく咲くをきな草」 歌稿A234
以前、ご紹介した七つ森はこちらです。
水の中よりもつと明るく
そしてたいへん巨きいのに
わたくしはでこぼこ凍ったみちをふみ
このでこぼこの雪をふみ
向ふの縮れた亜鉛の雲へ
陰気な郵便脚夫のやうに
(またアラツデイン 洋燈(ラムプ)とり)
急がなければならないのか
詩「屈折率」 (一九二二、一、六)
七つ森のこっちの一つとは、どの山かしら。立ち位置によってもこっちが変わりますね。
「屈折率」は、詩集『春と修羅』の冒頭の一篇。農学校に就職して間もない頃です。
一月にもこの小岩井を訪れていたのです。決意表明のようにも感じられる作品ですね。

こちらは七つ森の全容です。クリックすると大きくなります。

ほんたうにこのみちをこの前行くときは

空気がひどく稠密で
つめたくそしてあかる過ぎた。 詩「小岩井農場」

賢治のお気に入りだった七つ森は、長詩「小岩井農場」の他にも、度々作品に登場します。
春になると、靄がかかり、手前の野原が生い茂り、一望に見渡せるのは幸運に恵まれた時だけだ。
古くは内林と呼ばれ、生森(おおもり)・石倉森・鉢森(はちもり)・稗糠森(ひえぬかもり)・勘十郎森・見立森(みてのもり)・三角森(みかどもり)の7つからなる山。 見立森は、御所ダム建設のため採石が行われ、宮沢賢治の好んだ景観は変わりつつある。
「をちやまに雪かがやくを雪脚の七つ森くらく咲くをきな草」 歌稿A234
以前、ご紹介した七つ森はこちらです。
この七ツ森は岩手県ですね。
妻の実家がある宮城県にも七ツ森がありました。
妻の実家がある宮城県にも七ツ森がありました。
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gigenさん。
おっしゃるとおりですね。
宮沢賢治もスケールの大きな美しい景観に格別に憧れを描いた様子です。
宮城の七つ森はもっとぽこぽこしていて、写真が撮りやすそうです。(^_-)
奥羽山脈は似たような地形が連なってもいるのですね。
春近しを感じさせる雪景色です。
おっしゃるとおりですね。
宮沢賢治もスケールの大きな美しい景観に格別に憧れを描いた様子です。
宮城の七つ森はもっとぽこぽこしていて、写真が撮りやすそうです。(^_-)
奥羽山脈は似たような地形が連なってもいるのですね。
春近しを感じさせる雪景色です。
by nenemu8921
| 2016-03-13 09:41
| 場所
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Comments(6)

