【106】 cress→クレソン(オランダガラシ)
2007年 04月 12日
犬の毛皮の手袋などを泥に落し
あわててぴちゃぴちゃ
きれいなcressの波で洗ったりするものだから
きせるをくはえたり
日光に当ったりしてゐる
小屋葺替への村人たちが嗤ふのだ
詩〔湧水(みづ)を呑まうとして〕
オランダガラシ(アブラナ科オランダガラシ属)和蘭芥子
cressはwatercress(英)で、クレソン,オランダガラシのこと。
明治の初期に渡来した帰化植物。若い葉には特有の辛みがあって食用とされ、ステーキの付け合せとしてなじみ深い。
はじめ外国人用に栽培されていたものが野生化し各地に広まった。
清流の水辺などに群生する多年草。
スジグロシロチョウだろうか。蝶や昆虫はよくわからないので間違っていたらご教示願いたい。
今日はあたたかく、風もなかったので郊外まで出かけた。
谷地にはクレソンの群落が広がっていた。
宮沢賢治の詩は、その多くがこの作品のように、野外を歩き、出会った事物のスケッチと心象との二重奏である。
フィールドワークしていると、作品世界が身近に感じられてくる。
葺替(ふきかえ)は、茅、藁、板などで、屋根をふきかえること。
今、かわいい花をたくさんつけています。
カワセミも飛んでいるのが時々見られるようですが、
私はまだ今年度に入ってからは見ていません。
そのうち、写真に撮りたいです。
namiheiii先生のグループ拝見しました。
一番ハンサムで一番かっこいい方ですね。☆\( ^ ^)/~〃
今日はカラタチの花も撮って来ましたが、賢治はカラタチには言及した文献が見つからず、残念!!
今後ともよろしく。