【125】 焼走り熔岩流
2007年 05月 06日
殺風景なもんですなあ
噴き出してから何年たつかは知りませんが
かう日が照ると空気の渦がぐらぐらたって
まるで大きな鍋ですな
いたゞきの雪もあをあを煮えそうです
まあパンをおあがりなさい
いったいこゝをどういふわけで、
国立公園候補地に
みんなで運動せんですか
詩「国立公園候補地に関する意見」
焼走り熔岩流
岩手山北東の山腹、標高1200m付近に残る溶岩流の跡。1719(享保4)年の大噴火の際、流れ出した溶岩が固まったもので、最大幅1km、長さ3kmにおよぶ。
最近では片道約1kmの溶岩流観察路が整備され、岩手山の勇姿を眺望しながら散策が楽しめる。
ここを国立公園にとユーモアとアイロニーをこめて提案しているこの作品は、1925年5月11日の日付があるが、実際に1944年、国の特別天然記念物に指定された。
頂の雪も青々煮えそうだとは、すごい表現だと思いませんか!!
画像は2006年8月の撮影なので、さすがに岩手山の頂上にも雪はない。
岩手山とても姿がいい!いつか登ってみたいです。
富士山とは違う雄大さを感じます。
そうですか。岩手山神社で仮眠したのですか。まるで宮沢賢治の体験そのものですね。
書斎で読む宮沢賢治と、実際の自然体験があって読むのとでは、ちがいますよね。(*^_^*)
説明できない一体感を賢治に感じるというのでしょうか。
岩手山神社の社務所では、私もいつも親切にしていただき、感謝です。