グルース・アン・テプリッツ
2007年 08月 16日
最近「宮沢賢治が愛したバラ」というキャッチフレーズで、有名になったバラに出遭った。
花巻温泉のバラ園である。四季咲きだそうで、かおりの良い品種だったが、花期をすぎていた。どうにか一輪だけ横顔を撮ることができた。
わたくしの「下ノ畑」で育ててみようとおもって、一鉢購入した。¥2500だった。
賢治が愛したバラというキャッチフレーズはバラ業界がつけたネーミングである。実際の話は、宮沢賢治が昭和3年頃、花巻共立病院の佐藤隆房氏の新築祝いに、横浜の苗木商「植木」から取り寄せて寄贈した花だという。このいきさつに関しては黄ばらのところでも触れた。関心のある方はこちらをごらんください。
昭和39年に瀕死状態だったその花を隆房氏の依頼で、花巻ばら会の方が、接木し、育てて、よみがえり、花巻温泉のバラ園ではそれを増やしたものを販売しているとのことだった。
色といい形といい・・・
下の畑で拝見できるのかしら?
楽しみにしています。
もう少し涼しくなったらそちらの方にも足を伸ばすつもりでおります。
暑いものねぇ~~
元気で夏を乗り越えましょう!
https://www.green-valley.jp/list_rose_anycodeRev061219.php?s=&search_item=breeder&search_id=765&order=BREEDER
なお、「テプリッツ」は青木やよいさんのベートーベン「不滅の恋人」論で、ご存じの方もおられるかもしれませんね。ゲーテとベートーヴェンの権力への対し方の違いを象徴するエピソードの地もこの温泉地テプリッツでの出来事ではなかったでしょうか(この点、未確認)
追記
上記のエピソードの「絵」が、浜垣さんの《宮澤賢治の詩の世界》の2006.10.07にありました。
http://www.ihatov.cc/blog/archives/2006/10/post_416.htm
オーストリア皇后の一行と遭遇した際、ゲーテが恭しく脱帽・敬礼をしたのに対し、ベートーヴェンは無視する如く昂然として頭を上げ行列を横切ったというのです。
グルース・アン・テプリッツって、どんな意味かなと思っていました。
名前をすぐ忘れてしまうので。何語かしら?
温泉地の地名なのですね。テプリッツって。
花巻温泉みたいな土地でしょうか。
いろいろご教示ありがとうございます。
《グルース・アン・テプリッツ》はドイツ語です。なぜか、「グルース・アン・**〔=地名〕」(**への挨拶)というバラが多いようですが、名づけ方の流儀なのでしょうか。
http://www.welt-der-rosen.de/duftrosen/g_duftrosen.htm
《テプリッツ〔Teplitz(Teplice)〕については》
http://www.czechtourism.com/jpn/jp/docs/what-to-see/spa-towns/all/teplice-v-cechach/
http://old.teplice.cz/default_e.php
花巻ばら会の方が、「グルース・アン・イーハトーブ」なんて、バラをつくってくれたらいいですね。
テプリッツも拝見しました。中世の雰囲気のある立派な都市ですね。
ずっとベートーヴェンと不滅の恋人のことには関心がありましたし、今ちょうど交響曲第8番についてのちょっとした文を書かなければならなくて、ネット散策をしていたら、こちらのページにめぐり合いました。
名前も姿もこんなに素敵な薔薇があるとは知りませんでした。
しかも宮澤賢治とも関連があるとは・・・・!
かねてより賢治とベートーヴェンの人間的関連性にも興味がありましたし、ベートーヴェンの肖像画と賢治の写真も拝見して驚いています。
ベートーヴェンとこの薔薇との直接の関係はないようですが、
今本当に、感激していて、涙が出そうな状態ですーー。
薔薇を紹介してくださって、どうもありがとうございました。
でもどうして日本名は「日光」なのでしょうか・・・
交響曲第8番についてのご文章ですか?
わあ、私もぜひ拝読したいです。(*^_^*)
賢治はベートーヴェンの大ファンだったようですね。
このバラは今私の「下ノ畑」で、秋の花を咲かせ始めています。
「日光」は、地名の日光ではなく、陽光の意味なのでしょうね。
又、時々、遊びに来てくださいね。
コメントに気がつかずにおりました。お返事が遅くなってごめんなさい。
もちろん、ご紹介いただくのはかまいません。嬉しいことです。
賢治ファンのサークルですか? 楽しそうですね。
5月になれば、新しい花を咲かせると思いますので、その頃、また、新しい画像をアップしますから、見てくださいね。
どうぞ、よろしく。
花巻温泉のバラ園はとてもステキですよ。
近くに釜淵の滝もありますし。
ちょくちょく 寄らせていただきます。
写真もきれいで とても癒されます。
とても勉強になります。
花巻には、よくいらっしゃるのですか?
私、岩手は、なぜか落ち着く大好きな場所です。
よろしくお願いします。
花巻へは1年に4,5回行きます。仙台あたりに暮らしていたら、毎月、毎週行きたくなりそう…。
花巻も、盛岡も、周辺もほんとうにいいですよね。
賢治作品の世界の中を歩いているような気がします。(^^♪
花巻ばら会に関してはメールをくださいな。
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個人情報にかかわるので、ここではご紹介できません。
メールをお待ちします。
授賞理由中にも「インターネット」「パソコン」の語が見えますが、浜垣さんの「宮澤賢治の詩の世界」のデーターベースとしての大きな意義はいうまでもないのですが、日毎に更新できるブログで刺激を与えてくださる浜垣さんやnenemu8921のおかげで賢治の世界が広がる楽しみはかけがえのないものです。そういう意味では、浜垣さんの受賞はインターネットで賢治に接することのできる私たちへの励みとなるありがたいメッセージと受け取ることもできるような気もします。
賢治がパソコン、インターネットの世界に生きていたらどういう世界をつくりだすのでしょうね。
今後ともよろしくお願いいたします。
本当にhamagakiさんの奨励賞受賞は嬉しいニュースでした。
宮沢賢治学会の理事さんのなかには、ネット上の世界にはなじまずにいる方も少なくないので、今回の決定には一部の方の強いご努力があったと思います。
何処の業界もそうですが、若い新しい力が導入されないと、活性化されないのですね。その意味でもたいへん喜ばしいと思います。
そうでしたか。かぐら川さんとhanagakiさんの仲立ちを「グルース・アン・テプリッツ」が果たしたのでしたか。嬉しいです。
hamagakiさんには五月の函館セミナーでお目にかかり、お話しする機会があり、十月のうちの研究会の企画にご協力をお願いしました。
現在のネットの情報は、整理された情報、おっしゃるようにデータベースとしての価値が強いと思います。
賢治だったら、やはり創作的な方向にいきそうですね。
今後もよろしくお付き合いを願います。
ネムノキの短歌、誤入力のご指摘有難うございました。
こっそり訂正しておきます。(*^_^*)