地蔵菩薩

(略)
そこではしづかにこの国の
古い和讃の海が鳴り
地蔵菩薩はそのかみの、
母の死による発心を、
眉やはらかに物がたり
孝子は誨へられたるやうに
無心に両手を合すであらう
(略)
              詩 506〔そのとき嫁いだ妹に云ふ〕


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和讃は和文の七五調の仏をたたえる歌。(漢文調の漢讃に対しての語)
これを節づけて詠唱するのが御詠歌。

地蔵菩薩は、釈尊の入滅後、弥勒仏の出生するまでの間、無仏の世界に住して六道の衆生を教化救済するという菩薩。

嫁いだ妹の幼子が手を合わせるのは、こんな地蔵がいかにもふさわしい気がする。
「春と修羅」第二集の作品である。
盛岡市郊外天峰山の尼寺にて出会った地蔵たち。
Commented by ケイタロー at 2008-07-26 10:34 x
おっ、かわいいお地蔵様ですね。
和讃の海とは、詠唱の声が海鳴りのようにひびくということですか。

心にしんとくる詩句であり、それにふさわしいいい写真です。
Commented by sdknz610 at 2008-07-26 16:40
白い花に埋まって、眉柔らかなお地蔵さんですか~・・・。
寂しげで、でも安らかないい雰囲気です。
Commented by nenemu8921 at 2008-07-27 00:31
ケイタローさん。
海鳴りか、波の音か。そんなところでしょうね。
でも、和讃の海というと、いかにも大勢の人の朗唱のうねりが感じられますね。
地蔵菩薩とはどんな菩薩像なのか、具体的に調べたわけではないのです。
このお地蔵様を見たときに、この詩句が思い浮かんだので。
ただ、写真がイメージよりうまく撮れなかった。
とてもいい被写体なのに、構図が難しかったです。

Commented by nenemu8921 at 2008-07-27 00:34
samさん。
お地蔵さんの表情が、一体、一体、みな違うのです。
清らかな場所だと感じました。
Commented by グレ at 2008-07-27 18:48 x
このお地蔵様の光景は、なんか不思議な感じですね!
並び方も不思議だし、ブルーの頭巾とあぶちゃんも…寂しげですね。
これが赤い色だとだいぶ感じが変わるのでしょうが、お地蔵様が悲しげに見えてしまいますーー;
でもなぜか心惹かれる不思議な写真ですね(*^^)v
Commented by namiheiii at 2008-07-27 22:59
ブルーの前垂れ始めて見た気がします。雰囲気が変わって不思議な光景です。菊でしょうか白い野花が夢のようです。さすが盛岡の山寺ですね。
Commented by nenemu8921 at 2008-07-28 08:38
グレさん。
水子地蔵でしょうね。
悲しげで、さびしくて、なるほどと思います。
赤い前垂れは似合わないと思ったのでしょうね。


Commented by nenemu8921 at 2008-07-28 08:47
namihei先生。
夢のようだとはさすがの感想ですね。
フランス菊です。帰化植物の進出で困っている関係者も少なくないようです。
被写体としてはとても面白いと思いましたが、構図のとりようがなかった……。
残念でした。
Commented by rinrin at 2008-07-30 08:21 x
かわいい。
なんだかすぐ手を合わせたくなるようなところですね
こんな所をすぐ写すなんてさすがです^^
Commented by nenemu8921 at 2008-07-30 17:28
rinrinさん。これは6月の時の画像です。
こんど、ご一緒しましょう。
すごくいいところでしたよ。
by nenemu8921 | 2008-07-26 00:41 | イメージ | Comments(10)

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by nenemu8921