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2014年 08月 29日 ( 1 )

梨畑

梨の実が目立つ季節です。千葉県は梨の栽培が盛んです。

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思い出した作品がありました。

(略)
雲はぐらぐらゆれて駆けるし
梨の葉にはいちいち精巧な葉脈があって
短果枝には雫がレンズになり
そらや木やすべての景象ををさめてゐる
わたくしがここを環に掘ってしまふあひだ
その雫が落ちないことをねがふ
(略)
                  詩「過去情炎」

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梨の花
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在庫画像から集めて、編集してみました。

作品は1923年10月15日の日付がある。
アカシアを移植しようとして、その傍らの梨の木、葉に宿ったしずくへの愛着を恋愛感情に例えて、
ユーモラスに歌っている。いや、恋愛感情をしずくへ託したというべきか。
やや大げさな比ゆにも感じられるのは、詩篇全体からは、恋する情念がやや理屈っぽくて、共感しにくく、
梨という果樹の描写ばかりがリアルなせいだろうか。

短果枝とは、園芸用語。前年に腋果芽で実を生らせ、その翌年花芽になったものを短果枝という。
文字通り、5センチ以内の短い枝に花芽がある。

梨畑も黄葉します。
大町自然公園の隣の梨畑、昨年11月の画像です。
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More おまけです。
by nenemu8921 | 2014-08-29 10:33 | 植物 | Comments(14)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921
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