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タグ:水よりも濃いなだれの風や ( 2 ) タグの人気記事

白馬五竜で出会った植物 ② ミヤマウイキョウ

水よりも濃いなだれの風や
縦横な鳥のすだきのなかで
ここらはまるで妖精たちの棲家のやう
(略)
みやまうゐきゃうの香料から
碧い眼をした蜂のふるふ
(略)              詩〔水よりも濃いなだれの風や〕


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ミヤマウイキョウ(セリ科シラネニンジン属)Tilingia tachiroei 深山茴香

作品は「春と修羅」第二集の「山の晨明に関する童話風の構想」のバージョンで、新校本全集では
第二集補遺に収められている。
早池峰山の夜明けを歌ったものである。
ミヤマウイキョウは早池峰では見たことがなかったが、思いがけず、ここで出会って嬉しかった。
いかにも早池峰と環境が似ているでしょう。
でも、香りは強く感じませんでした。詩的表現でしょうか。
青い眼の蜂を探したが、出会ったのは小さな蟻らしい。  わかりますか?

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でも、近くの草原で、クガイソウに夢中で吸蜜していた小さなすがるを見つけた。
碧い眼をしているかどうか、確認できませんねぇ。
碧いという形容詞は、さわやかなもの、美しいものへの枕詞のように頻出します。

この蜂は何かしら? ご存知の方はぜひご教示ください。この蜂の目が青いかどうかも教えて下さい。
(手元に蜂の図鑑がないのです)

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by nenemu8921 | 2013-07-31 22:08 | 植物 | Comments(12)

つくば実験植物園② ツリガネニンジン

水よりも濃いなだれの風や
縦横な鳥のすだきのなかで
ここらはまるで妖精たちの棲家のやう
つめたい霧のジェリイもあれば
桃いろに飛ぶ雲もある
またはひまつの緑茶をつけたカステラや
茶や橄欖の蛇紋岩(サーペンテイン)や
青いつりがねにんじん
花にきらめく一億の露
(略)
                               詩〔水よりも濃いなだれの風や〕


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ツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)Adenophora triphylla var. japonica  釣鐘人参 
日本では、北海道、本州、四国、九州に、アジアではカラフト、千島列島に分布し、山地の草原、林縁や草刈などの管理された河川堤防などに自生する。

詩は早池峰山を詠ったもの。

この日、たくさんのツリガネニンジンに出会ってうれしかった。
日は高く上り、1億の露は乾いてしまったが…。
ツリガネニンジン、シャジンの仲間は正確には識別できない。
賢治も釣鐘草と書いてブリューベルとルビをふったり、つりがねさうと書いたり、表記はさまざまである。
ホタルブクロも含めて釣鐘型の花の総称として考えたい。

追記
この花は朝露がよく似合う。2年前にイーハトーブで出会った画像は こちらです。
お時間があったら、見てやってください。

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by nenemu8921 | 2011-08-27 06:58 | 植物 | Comments(14)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


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